リハビリテーション新聞: あなたの支援は偽物かもしれない

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あなたの支援は偽物かもしれない




あなたの支援は依存を生んでいないだろうか?支援の対象は、弱者だ。代表的なものは、災害復興、貧国、生活保護、高齢者、育児、教育がある。私は、ここで問題提起をしたい。世の中は、支援の意味を履き違えている。そう。依存ばかりが生まれている。



支援という言葉は、私のプロフィールにもある。さて、支援とは何か?そもそも、なぜ支援するのか?各々が自分のできる社会貢献をしているからだ。では、社会貢献とはなにか?問題解決を提供することだ。では、問題とはなにか?結果を再現できないことだ。



つまり、本当の支援とは、支援対象が本来の力を発揮できる環境を作ることだ。一番いいのはプロセスを与えることだ。最悪なのは結果だけを与えて依存を生むことだ。例をあげていく。



ケース1。漁師町が震災で崩壊している。漁師たちは言う。「仕事ができないのが一番苦しい。」このケース、現金や漁の道具を直接与えても依存しか生まない。支援すべきことは、仲間が集って漁の道具を自作する環境を作ることだけだ。



ケース2。農業の町が震災で崩壊している。農家はこう言う。「仕事ができないのが一番苦しい。」このケース、現金や農機具を直接与えても依存しか生まない。支援すべきことは、仲間が集って、農器具と種を自作する環境を作ることだけだ。



ケース2の補足として、畑のガレキが大問題となっている。農機具が壊れるからだ。だからといって、農家にガレキの取り方を教えても芸がない。ここは、とにかく人出が必要なのだ。つまり、支援を学びたい人を連れてくればいい。福祉関係の大学生たちがガレキ撤去を通じて支援を学んでいる。



これらのケースから分かるように、本当の支援とは、永続性をデザインすることにある。立ち上がるキッカケをつくり、人々が集まり、文化や技術を伝承し、収入を得て、生活を建て直すことだ。活動の主体はもちろん、支援を受けるひと達だ。



大事なポイントは"主体性"。しかし、資本主義社会はことごとく、代償を強要してくる。それどころか、問題を勝手に作ってくる。そこに住民主体の町は無い。企業統治、金融統治の町となる。そこにはあるものは依存しかしらない従順な消費者だけだ。



依存よりも自立。これを、突き詰めると、自給自足、地産地消、循環型社会、住民主体の自立したまちづくりになる。地域リハビリテーションとなる。依存ばかりを提供する粗悪な同業者はそのうち淘汰される。わかるひとにはわかるはずだ。



以上、リハビリテーション提供期間が1カ月ならば、その間にその後一年にわたる好影響を設計すべき。でした。



H24.6.7

<皆さまとの意見交換>


@sykw0511 療法士や施設に対する依存を最小限にするには何が必要でしょうか。私は開始時の目的の共有、効果判定し結果の共有、実際にできる自主トレの指導”です。
@2008pt 正解だと思いますよ。
@bekoya 利用者の生活まで把握してその人のための実践者にあったことがない。時間内の稼動だけがおおい。生活リハビリで充分な人が多い。動かし生活に活かすことをやらなくては・・・
@2008pt ここまでハッキリ言ってくれましたか!ありがたい。これはリハビリテーション業界の現実なんですね。私の情報発信はこれを変えたいという動機があります。だって、味方をつくらないと、いつまでたっても少数派のキチガイなんですもん。
@bekoya 80歳過ぎても、体が不自由でも外に出て草取りをする婆ちゃんの方が。何とか療法やリハビリよりもいい。自分の意志でやり役割分担も解ってる。駄目な奴は「危ないからするな」という。何もするなは死ねということか・・赤子をみろよ、風通の女が育児してる。プロにまけないぐらいに・・。専門職が何をしとるか。医者が余分な医療をして死に方の邪魔をしてるのと似てるかな。
@2008pt その通りです。善意の罪があまりにも多いです。