リハビリテーション新聞: 永続的に成長する方法

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永続的に成長する方法




わたしたちは、どうでもいいことに力を注ぎすぎて停滞してはいないだろうか。大自然をみると春が来る度に活気に満ち、確実に世代交代を果たす。平成24年は例年とは違った光景が広がっていた。見知らぬ黄色い花が満開なのだ。調べてみると外来種。この花から成長の極意を感じた。


大自然の中には、黙っていても勝手に繁栄する仕組みが、落とし込まれている。それは、問題が生じても最適な状態に自己修正をして、循環を続ける仕組みだ。ここに人間の意図が加わると、適応のハードルが高くなる。


生物が循環するための大前提として、「環境を最大限に活用する。」というものがある。植物は土、水、空気、陽、虫、を活用する。アリも同様だ。彼らをプラスチックの容器に移し、土だけを奪ったら、まったく違った循環システムを構築するだろう。もしくは、適応できずに絶命するだろう。


人間社会も同様だ。市場を独占する会社があったとする。この会社は、現代の環境を、充分に活用して、成長、循環してきたことだろう。しかし、ライバルが登場して、循環が欠けたとき、独占が終わる。そして、循環が崩れたとき、倒産する。


黄色い花の話に戻す。長い間、同じ環境を利用することだけに甘んじていてた在来種は、外来種が現れた時に、困りはてる。しかも、周囲は、外来種を消費する術を知らない。外来種は、天敵が極めて少ない為、一気に連鎖の頂点に躍り出る。


自然は、ゆっくりと移りゆく。その中で適応していけばよかった。しかし、現代は違う。人間が、海の向こうから外来種を持ってくる。すると、小さな世界では、急激な変化が起こる。適応できるものがいれば、できぬものもいる。人間社会も一緒だ。


それでは、環境の変化に適応するためにはどうすれば良いのか。答えは「環境を活用する術をみつける。」これに限る。強者になるということは、食物連鎖の頂点に立つことではない。全ては適応にある。世界のどのクリエイティブな人物をみても、例外なく、強力な適応がみえる。


何か問題が生じた時、新たらしいモノを待ち焦がれていても、報われない。また、作りだそうとしても報われない。すべきことは、今あるものを最大限に活用することだ。それが「適応」だ。これが満たせてからが、「何かを生み出し、影響力を持つ」段階となる。


チャールズ・ダーウィンが言った。「強い者が生き残ったわけではない。賢い者が生き残ったわけでもない。変化に対応した者が生き残ったのだ。」 まさにリハビリテーションの概念そのものだと思うのは私だけだろうか。


以上、ないモノねだりに苦しんでいては淘汰される。今あるモノを味わいつくせば繁栄する。でした。


H24.6.2