リハビリテーション新聞: ケアプランはだれのものか

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ケアプランはだれのものか




協同企画:の記事 25.2.17



昨日は居宅事業所でプレゼンをした。居宅の状況は家族の御用聞きになっていて、本人のためにケアプランが作られているとは思えない。レスパイトや介護者の負担軽減は重要だけれど、それが拡大解釈されて、それがすべてになり、本人の自立支援が置き去りにされていると思う。これは大変な問題だ!


ケアプランは誰のものか?それを見つめ直す時期が来ていると思う。地域の通所が質的に育たないのは、居宅事業所に責任がある。家族にとって都合の良い通所が選択されるから、本人のための質が考慮されない。逆説的に言うと、質がどうであれ、それなりに利用者が集まってしまう。これが諸悪の根源だ!


本人のためのケアプランを作る。そのためには居宅ケアマネージャーが、利用者を適切にアセスメントしなければならない。そしてその人にとって重要な活動を抽出した上で、それを強みとする事業所が適切に選択されて、依頼されなければならない。こうすることで
質的な観点を忘却した事業所は干されていく。これが重要だ。


それは現場の介護士にとっても励みになる。経営陣は質よりも利益を優先する。現場はこうした傾向に嫌気をさして、意欲的な介護士が去っていく。この経営陣と現場の軋轢は、質と利益が乖離していることによって生じる。質が良ければ利益も良くなると、質と利益を一致させるためには居宅の力が必要だ。


だからそれぞれの事業所に対して、ニーズを具現化する力を評価しなさい。そしてさらに、どの事業所が、どの領域に強いのかを冷静に分析しなさい。けれどもそれを知るためには、居宅ケアマネが利用者のニーズを知らなければならない。その人の人生を豊かにする活動とは何か?それを深く掘り下げる必要がある。そのためには何をするべきか?


『さあ!ホームページを開こう!』 ADOCのホームページを居宅ケアマネが食い入るように見ている


『ケアマネが活動指定をして、それを事業所に依頼する。そして、その活動報告については、書面ではなくて、動画で報告をするようにと促していく。居宅が地域の事業所の質を高めるんだ!』


色々な場所で蒔いてきた種が、ひとつに繋がって、革新的な成果として育ってきている。偉大な成果は、地道な努力によって生み出されて、努力で満たされた日常を支えるものは、可能性への信頼だ。そしてその信頼を揺るぎなくするものは、利用者への愛情なのだ。
 


<皆さまとの意見交換>


@arigatomaiko 訪問看護していますが、ケアマネさんの話術、調整力、交渉力みたいなものもかなり重要と感じます。でもなかなか難しい模様…
@yuumatan   その通りだと思います。交渉力は重要ですね。自分もその点は下手なので、他職種の説得を試みても、失敗することが多いです。ケアマネに限らず、すべての職種の課題でもありますね
@arigatomaiko 揉めず、しかし思いは話せるように