リハビリテーション新聞: 「姥捨て山バブル」は崩壊間近

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「姥捨て山バブル」は崩壊間近



介護・リハビリテーション業界の皆さん。我々の仕事は効率を悪くするほど儲かるようになっている。我々の仕事は問題が多いほど、繁盛する。「介護度が高い」と判定するほど、手厚い介護を提供できることになる。雇用を創出できることになる。


なぜなら、成果ではなく”行為”そのものに医療保険・介護保険というビッグマネーがつぎ込まれているからだ。一回だけブラッシング
しようが、念入りにブッラシイングをしようが、口腔ケアだ。そこに本来の目的はない。手抜きをして肺炎をおこしても、さらに仕事をうんでくれるのだ。


茶番すぎる。しかし、これで大繁盛だ。2011年度には医療費37.8兆円、介護費8.3兆円が支出された。2025年には医療費52兆円、介護費24兆円が見込まれている。2014年には、SONYが、介護事業に参入予定となっている。



製造業に目をむけてみると、介護・リハビリテーション業界業界の異質さに気が付く。自動車工場の生産能力が、職員100人、1カ月、1万台だったとする。業務改善により、生産能力を50人、2週間、2万台すればどうなるか。利益が増える。当然のことだ。



一方、介護・リハビリテーション業界は違う。職員5人、1カ月、利用者10人の生活を支えていたとする。もっと手厚くして、職員30人、2カ月、利用者5人の生活を支えたらどうなるか。儲かってしまうのだ。我々の仕事は効率を悪くするほど儲かるようになっている。



とことん分業して、専門的なものを提供する。それぞれの専門家のモノサシでは成果があがっている。それが何を意味するか。注文をしていない製品が山積みになることを意味する。どうでもいい製品をつくりすぎてしまう生産過剰の状態を意味する。あげく連絡がない。継ぎ目だらけだ。



自称専門家が、よってたかってサービスを提供したが、患者の生活は改善しなかった。よくわからないまま入院期間をすごし、よくわからないまま自宅退院をした。そして生活が成り立たなかった。よくある話だ。これが、「介護漬けにできる美味しい話」 になるのだから悲劇だ。



行為につく報酬を論点にしてはいけない。成果報酬が叫ばれている。そう、自立を提供することで、儲かるべきだ。ミキサー食を普通食にして、オムツ代を節約して、介護職員を減らして儲かるべきた。地域から信頼され、姥捨て山と呼ばれないようにすることで訪問・通所を繁盛させるべきだ。



利用者が元気になっても利益が出る組織。困ったときに生活を立て直してくれる頼れる組織。通所をしながらお付き合いしたい組織。みなが輝き、共生できる組織。」これをつくりあげた人物は、未来永久に称えられることだろう。そして、これは、そう遠い日のことではない。



以上、行為ではなく、成果を提供しよう。自宅生活を設計できるチームが業界を席巻する日は近い。



H25.3.7

<皆さまとの意見交換>



@34therapy  なるほど!非常にわかりやすいです!
@yuumatan 昨日は葛飾で、野村主任とまったく同じ内容の協議をしました。驚きの偶然です!
@2008pt 優馬さんおはようございます。私達の問題認識は同じですね。日々、一緒に成長させてもらっています。さらなるステップ。どちらかが創造すれば道は開けます。