リハビリテーション新聞: 退院後に壊れるイミテーションに価値はない

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退院後に壊れるイミテーションに価値はない



協同企画:の記事 H25.3.5

介護保険領域に身を置く人間として、病院のあり方には疑問を抱いていた。クライアントの人生は退院後にこそある。入院期間がどれだけ素晴らしくとも、それはその人の人生の限りなく僅かな部分でしかない。けれども、その部分にのみ焦点が当てられて、価値判断がなされていく。


入院期間に素晴らしいセラピストに巡り合えて、黄金時代を築く。けれども、その輝きが、退院後に錆びつくのであれば、それは真に価値のあるアプローチと言えるのだろうか?入院期間を輝かせる研究は盛んだ。だからそのことについては、それらの人たちに任せたら良い。


これから必要になるのは、いかにしてその輝きを継続するかという点に尽きる。入院期間に導き出したその人の生き甲斐は、退院後には何処に行ってしまうのか?あるいは退院後には継続できない輝きは、果たして真に価値のある輝きと言えるのだろうか?それらの問題と対峙することが、これからは必要だ。


退院後
の生活に焦点を当て、そこから逆算して物事を考えるためには、退院の直前に介護保険領域と結びつくのではなくて、入院の初期での結びつきが必要になるのかもしれない。前提として入院期間があって、その結果論としての退院後の生活があるのではなくて、前提は退院後の生活にこそあるべきだ。


現状の積み重ねによって未来が築かれるのではなくて、あるべき未来から逆算して現状を捉えるということ。トップダウンはその人の退院後の地域社会にこそあって、入院期間中の生活にあるのではないということ。退院後の継続性に貪欲になるということ。そのためには何が足りなくて、何を築くべきなのか?


これこそが、自分が愛知県に投じた一石だ。愛知県の意欲的なセラピストは、まさにこれに応えてくれるだろう。初めから優秀な答えを導き出そうとしてはいけないと思う。重要なことは、価値のある問いであり、問題定義である。何を解決するべきなのかを明確にしなければ、すぐに宙に舞って消えてしまう


容易いことではない。長丁場の挑戦になる。だからこそ安易な答えではなくて、人生を掛けて挑戦するに価する問いが欲しい。グッと足を踏み出せる強固な足場は、胸を捉えて放さない価値ある問いによって築かれるのだ。




<皆さまとの意見交換>

@masashi_fr 朝から素晴らしい発信、ありがとうございます!今日も良い志を持って過ごせます。 長丁場の挑戦。短い事から挑戦して、将来に備えたいと思います。 
@匿名さん フォローありがとうございます。永遠の問い…ほんとそう感じます。
@yuumatan 問えるべき何かがあることが、人生の意義そのものですね! 
@19strawberry63  とてもワクワクするお話です。 
@yuumatan   勉強会に参加してみてはどうでしょう?5月の勉強会は、介護士も深く関わるべきだと思います! @bridgeaichi さんに確認を取って頂ければ、詳細が分かると思います!ぜひ参加してください!

@bridgeaichi  5月の勉強会「連携」受付開始 http://bridgetherapist.blog81.fc2.com/blog-entry-361.html

@2008pt編集後記 イミテーションで満足していては残念ですね。私達はダイヤの原石です。磨いて輝きましょう。この活動にこそ、人生をかける価値があります。