リハビリテーション新聞: 回復期病棟はまだまだよくなれる

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回復期病棟はまだまだよくなれる



協同企画: の記事 H25.3.20

先日,回復期病棟のナースさんとじっくり話し合う機会を得ました.大変貴重な機会でした.深夜までに及ぶお話し合いでして,こんな事がばれたら一昔前のボクなら集中砲火だった事でしょう 笑 でも,真面目な話(ばかりではないですが)を色々しました.


いやぁ熱意ってのはあらゆる所に潜んでいますね.ボクは今までこんなに熱心なナースさんの話を聞いた事がありませんでした.ただ聞いた事がないだけで,熱いナースさんはもっともっといるんでしょうね.病棟のシステム,教育,専門性など,しっかり考えていらっしゃいました.


その中でも,リハビリ職との関係についてはボクも熱くなってしまいました.ナースさんが話す患者さんの生活は,とても忠実です.リハビリ場面以外の生活を見ていないセラピストよりも,よっぽど退院後のリアルな生活に近い視点を持っていると感じました.


生活を共にしているのだから当然なのかもしれませんが,医療職種としての視点をこれまでどれくらい聴取できていたことか.恥ずかしながら十分とは言えなかったと思います.セラピストは 
「○○さんの移動はこんな感じになるのでよろしくお願いします」とか 「○○さんのトイレ介助はこんな風にやってください」 とか平気に押し付けてしまう事があります.



一方ナースさんは 「深夜とかの移動はそんなにうまくいかない」とか 「夜3回もトイレ介助してるけど,家族にも同じように介助させるのか」とか 「食形態このままでいいのか」など一日の生活をトータルで考えています聞けば聞く程,己の一方的な発言を反省しました.



病院機能評価を終えてから,病棟スタッフとのカンファレンスの密度がだいぶ上がりました.しかし現実には話し合いというよりは,ボクも含めてラピストが一方的に報告するだけというお粗末な事もあったようです.ホントすいません...


セラピストとナースを含めた病棟スタッフは連携もそうですが,共働という言葉がしっくりきます.連携というのは連絡を取り合って一緒に物事を行うこと共働というのは,相互作用であり,お互いが影響し合うこと.お互いの専門性を生かしながら,互いに足りない視点を気付かせ合って発展させていく事が大切です.これはボクなりの解釈であって,言葉なんてどうだっていいんですけどね.


さて,ボクたちセラピストは最大能力の発揮や,生活において「できない」を「できる」にするのが仕事です.その「できる」を「している」「したい」という風に,生活に落とし込むためには,病棟スタッフのはからいが必要不可欠だという事をきちんと知っておきましょう.


熱意ある病棟スタッフと共に,回復期病棟はまだまだよくなれます!