リハビリテーション新聞: 「協働」に”利用者”を含めなさい

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「協働」に”利用者”を含めなさい



協同企画:の記事 H25.3.1

利用者という存在をどのように解釈するか?それによって、その後のすべてが形成されて、構築されていく。人がいないからまともなケアができない…おそらくその根底にあるのは、利用者を負債として捉える認識があるからだ。


今日は葛飾で、入所の看護主任と話しをした。『入所のスタッフが足りていないという共通認識を塗り替えるものは、スタッフの増員ではないと思う。仮にスタッフが増えたとしても、スタッフは常に不足感を抱えている。だから根本的な解決にならない…』


『利用者という存在が負債だとし
て、彼らの生活のすべてをスタッフが担わなければならないとしたら、それはどれだけのスタッフが揃っていても不足するだろう。だから、根本的な解決は、利用者に対する認識を変えることだ…』





『利用者が負債ではなくて、私たちにとって貴重な資源として捉え直したらどうだろう?お茶を利用者が汲んでくれて、洗い物も利用者がしてくれて、テーブルも拭いてくれるし、色鉛筆を削ることも利用者が担ってくれる…』

『各テーブルに置かれたポットを利用者が洗面台に運んでくれて、それを別の利用者が洗ってくれる。加湿器の水も利用者が入れ替えてくれるし、庭を見渡したら、人工芝だった場所に畑まで作ってくれる…』


『他職種協働と何処でも叫んでいるけれど、誰もが最も重要なメンバーを忘れている。協働という言葉に利用者を含めなさい。共に協力して、共同体を成り立たせる資源としての認識を持ちなさい。』と…看護主任も唸っていた。理想論ではなくて、眼の前でそれを具現化されたのだから、唸る他にないだろう。





野村主任と一緒に、自分たちの価値観の押し付けになっていないかと、利用者に対して何度も確認してみる。『そんなことは無いわよ。仕事を任されることは、励みにもなるし、自信に繋がるわ…』有難い返答に思わず笑みが溢れてくる。


利用者への信頼なくして、何が生み出せるだろう?信じることで、相手はそれに応えようとしてくれる。スタッフと利用者が共有する空間が、相互的な『ありがとう!』で満たされていく。介護士は何をなすべきかではなくて、立ち止まる術を覚えなさい。そして自らの『動き』を、利用者に譲りなさい


自ら立ち止まることで、利用者の可能性が見えてくる。そのために、根底にある利用者への認識を改めなさい。利用者を資源として認識することが、すべての始まりなんだ。







<皆さまとの意見交換>



@ot_life  読んでいて鳥肌立ちました! 素敵な施設ですね。 信頼関係がすごい。 たしかに、価値観の押し付けにならないように利用者さんの意思の確認は大切ですね。 具体的に、どのようにして協働していく関係を築いていったのですか?

@yuumatan  例えばお茶を飲みたい時に、スタッフを呼び止めるのは不便だから、飲みたい時に自分で飲めるようにした方が便利ですよねと、はじめはそれがリハビリテーションだと押し付けるのではなくて、あくまで利用者にとっての利益を訴えることが重要でしょうね!全体を変えるのではなくて、環境設定だけを行って、理解してくれる数人の利用者から変えていきます。無理強いはしません。けれども、その数人の利用者が、やがては他の利用者のお茶まで汲んでくれるようになります。そうなると、自分が汲んでもらったのだから、次は私が汲むとなる。こうしてやがては全体に浸透していくんですね。利用者相互の関係性が、より良いことを伝播していくんです。リハビリテーションとしての説明は、おまけみたいなものですよ!リハビリテーションとしての意義よりも、自分のことを自分で行う行為に対して、素晴らしいね!と承認を繰り返していくこと。ましては他の利用者のために何かをしたら大絶賛!エビデンスよりも、人間としての肯定的な評価が、利用者を後押しするんでしょうね!
 

@ot_life  ぼくにとって衝撃です!笑 利用者に直接、口でうまく誘い出していくことしか、ぼくは思いつけませんでしたm(__)m 教えてくださり本当にありがとうございます。ぼくもこのような考え方ができるようになりたいです。
 
@yuumatan  リハビリテーションとしての効果よりも、生活上の利点に焦点を当てること。そして、自らの主体的な努力によって、生活を改善できるという成功体験を提供すること。そしてやがては、他者に与える存在になれる機会を提供すること。自分の仕事はそれなんです! 
@ot_life  なるほど。素晴らしいですね…m(__)m 優馬さんがやっていることはリハビリテーションとは違うものなのでしょうか?
@yuumatan  自分は介護士なので、リハビリテーションという意識はないですね。可能性の具現化が自分のテーマです。スタッフに対しても、同じ視点で見つめています。誰に対しても、その人の可能性を発掘しようとするアンテナを張り巡らせて生きていますね(笑)
 
@ot_life  職は介護士でも、これこそ本物のリハビリテーションなのかなと感じます。 違いますかね(^-^;)?笑
@yuumatan  高校生ですか!?凄いポテンシャルですね!お気に入りのチョイスが素晴らしいですよ!就職したら一緒に働きましょう!
 

@ot_life もう明日で卒業ですが高校生です。
@yuumatan  卒業おめでとうございます。一緒に夢を追えることを願っています!これからも繋がっていきましょう!卒業は新たな旅立ちでもあります。現実を知ることで諦めるのではなくて、いつまでも、新鮮な可能性に心を開いてください!


@masashi_fr 実際に確認するのも大事ですね! 提供側の自己満足に陥らないように、僕も確認の徹底をしていきます!
@yuumatan  信念があるからこそ、同時に怖れを抱くんですね!



@山さん  自主性を引き出す介護(^^)
@yuumatan  山さんと比較したら子供騙しですが、やっとスタートラインに立てたという感じです!
@山さん  いえいえ(^^)思うこと、かんがえる方向は同じですよ!動く、考える実践が大切だと思うのです。一度お会いしてお話ししたいですね(^^)お酒でものみながら
@yuumatan  そう言って頂けると嬉しいです!以前にお会いした時は、まだまだ子供でした(笑)
@山さん  お?セミナーで?私の記憶違いかな(T_T)すみませんでした。今度はじっくりと(^^)
@yuumatan  東大宮にきてもらったですよね(笑)
@山さん  沢山話ししてますね(^^)  人は多いと仕事を探して動きますよ(^^)ただし探す仕事の内容により、スタッフは仕事が出来なくなり、利用者さんは動かなくなりますね。人が少し少ない程度なら無駄な動きはなく仕事をこなします。しかし一つズレると利用者さんは放置になる。この関係を正しく理解したら何を考え何をすべきか?が明確になります。
@yuumatan  次に会う時は、自分も一人前になれるよう精進します!


@野さん  今日も勉強させてもらいました!  普段の通所リハの中で隠れているもの…といっていいのかわからないけど、本来やれることはいっぱいあるんだよね。
今日その後の話し合い、通所スタッフの「理想」について話してもらったけどやはり根底には「人員が増えたら」という前提で話してるのがみえるなーと。彼女達の意見は全く否定する気はないんだけど、なーんとなく、焦点の違いというかなんというか…ちょっとずれてる感を感じながら聞いてた。予想はしてたけど(^。^;)

@yuumatan  コメントに対して真面目に応えようと思ったけど、予定変更。リツイートしすぎじゃない(笑)@野さん  リツイート魂!オープンオープン(笑)

@taishows  共感です!私はケアマネの端くれですが、ご利用者さんにアドバイスしながら、セルフケアプランを作ってもらった方が自立につながるのではないか?と最近考えています。