リハビリテーション新聞: ケアマネージャーが洗練すべきこと

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ケアマネージャーが洗練すべきこと



協同企画:の記事 H25.3.22



東大宮を去ることになり、数日が経つのだけれど、自分が不在になることの心配は、意外な程に少ない。スタッフは成長した。その信頼は揺るぎない。通所に異動して1年程しか経っていない。『とんでもなく濃い一年でした…』と、自分の去り際にスタッフが溢した言葉が、強く印象に残っている。


成果と失敗を併せ呑みながら、強引に突き進むチーフが去ることで、チームにはいかなる変化が訪れるだろう?停滞することは避けて欲しいけれど、他職種にも種を蒔いてきた。彼らの援護射撃があれば、必然的に前進するはずだ。


居宅ケアマネの援護射撃は強力な起爆剤になるはずである。”利用者の問題”を中心としたケアマネジメントは、担当者会議のあり方を変えて、その人を取り囲む事業所に明確な目標を提供し、ケアの質を抜本的に変容させるだろう。そのためには、ケアマネージャーが、真にマネジャーとしての役割を担うことだ。


併設の居宅ケアマネと協議を重ねる中で
、見えてきたことがある。それはケアマネージャーが、自らのキャパシティを超えた責任を負っているという事実だ。キャパシティを超えた責任を負うために、当然としてその責任は果たされない。よって、結果としてはそれが無責任になる。


アセスメントから本プランの立案に至る過程において、ケアマネージャーの力量に左右される要素があまりにも大きい。利用者は様々な領域の課題を抱えている。そして、そのすべての領域において卓越することは誰にもできない。その誰にもできないことを求められていることが誤りの原点だ。


医療・介護・リハビリテーション・福祉用具・社会資源などの広範囲の領域を、ケアマネージャーが網羅することは不可能である。それでいて、実質的にはそれが求められる。座学としてはそれなりの対策があるにしても、実質的には機能していない。だから課題に対する対策と、事業所の振り分けが甘くなる。


だからこそ、マネージャーとしての役割と責任について、改めて見つめ直す必要性がある。まずは利用者や家族と面談をすること。これはケアマネージャーの役割だ。在宅生活の主体者と協議をすることで、課題が抽出されなければならない



そしてそれを元に、利用者・家族と暫定プランを立案する。ただ、課題の根拠が文章ではなくて、動画によって立証されなければならない。言葉という曖昧な記号は、他職種のイマジネーションを誘発しない。それゆえ、担当者会議は中身の伴わない報告会に化ける。


要するに、面談による課題抽出。そして、担当者会議に向けたソースを準備すること。これにケアマネージャーは全力を注ぐべきである。そして、各領域のサービス内容を洗練し、事業所を再振り分けする本プランへの工程は、動画を元に話し合われる各専門職相互の協議に委ねるべきだ。



委ねることでチームは一丸になる。自らが本プランの立案における主体者になることで、各事業所の目標は明確になり、事業所相互の役割分担は鮮明になる。ケアマネージャーが身に余る負荷を下ろして、なすべき範囲を洗練することで、むしろケアマネージャーの価値は拡大するだろう。



併設の居宅事業所の内田ケアマネが、大胆に改革を推し進めるだろう。それは東大宮の全体としての改革の一助になるはずだ。面談と動画の組み合わせにより、担当者会議のあり方が変わり、やがては目標に根ざした地域の変容に繋がるだろう。その先にある改革は、成果と共に発言しよう



<皆さまとの意見交換>



@Yさん  引けない状況に追い込んだな・・・頑張るよ(>_<) 
@2008pt編集後記  ケアマネージャーは権限過剰ですね。全部ひとりで網羅しようとしている。結果、本文が疎かになる。すべきことは、「生活の問題を摘出し、解決手段をアウトソースして、結果を判定。」 これだけでいいんです。専門的な細かいことや、八方美人でいることに、心身をすり減らしていててはモッタイナイですね。