リハビリテーション新聞: 利用者を向いていない介護士が多すぎる

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利用者を向いていない介護士が多すぎる





通所リハビリテーション計画書についてスタッフと話すと、すぐに監査の話になる。計画書は監査のためにあるのではなくて、利用者のためにあるのだ。基本から捻れきっている。


どうも施設のスタッフは罰則を恐れている。基準や法令という言葉に怯えている。罰せられないためにはどうあるべきなのかと言う思考回路が、最低限の施設を次々に生み出していくのだ。


自分の通所にはチームリーダーという役職があって、そのスタッフと話しをした


「  例えば利用者の中に明らかに対話をする必要性が生じている利用者がいたとして、しっかりと腰を据えて一時間でも対話が出来るスタッフが本当に強い介護士であろう。

  けれどもそれは誰にもできない。その原因は人員不足や業務体系の問題ではなくて、周りのスタッフが忙しそうに走り回っているのに、自分だけが立ち止まることは出来ないと言う思い込みがあるからだ。

  通所のスタッフは、利用者ではなくて、他のスタッフの顔色を窺って仕事をしている。介護士は利用者のために存在するのであって、スタッフのためにいるわけではない。だから、その原点を見つめ直すことが、通所にとって緊急の課題であり、様々な問題の原点だ  」


入所でもそうであったのたけれど、自分はひどく小難しいことを言って、異端児扱いされるされることがよくある。けれども、自分は誰もが知っている当たり前のことを言っているに過ぎない。周囲の言い訳が、物事の解釈を複雑にしていくのだ。


チームは互いの顔色を窺うことではなくて、利用者を見つめて、貢献するために存在する。



H24年1月  筆者 旧@yuumatan