リハビリテーション新聞: いますぐ井戸端会議をひらくべき理由

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いますぐ井戸端会議をひらくべき理由



戦略会議の創設にあたり、勉強会が開かれた。会議の重要性を熱弁して、委員会の在り方について説明がなされたが、おそらく失敗するであろう。その場の決定権がない会議はすべて廃止にするべきである。


新たな革新は、委員会によってなされるべきではなく、必要に応じて期間限定のプロジェクトチームが組まれるべきである。銘々の委員会が自らの目的に沿ってそれぞれのプロジェクトを遂行したとするならば、施設としてそれを統括できるだろうか?各委員会の専門性が増すほどに、施設はバラバラになる。


ようやく利用者を回復させるチームの基盤が完成されてきた。専門職が利用者のあるべき姿を指し示すのではなくて、利用者の主体的な成長欲求が、チームの進むべき方向性を示してくれる。


利用者を中心とした点と点の関係性。それぞれの職種における担当者が、フロアの中で日常的に議論を交わすということ。利用者のためになるより良い提案の閃きに対して、それを判定会議まで待てるとしたら、その想いは嘘なんだ。


利用者への情熱が本物なのならば、閃きを持ち越すことなど出来ない。誰かに話したくてウズウズして、リハビリ科を見つけたらその場で提案を持ち掛ける。つまらない手順は飛ばして、利用者を取り囲みながら、熱い議論が交わされる。利用者の同意を得ながら、その場で挑戦が始まる。


スタッフの熱が利用者に伝播して、利用者がその実践に協力してくれる。スタッフの想いに応えようとする利用者に胸が打たれて、スタッフは利用者に握手を求めながら最大限の感謝を差し出す。現場とは、そういうものでなければならない



H23年10月  筆者 旧@yuumatan