リハビリテーション新聞: 専門職が態度に気をつけるべき理由

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専門職が態度に気をつけるべき理由



病院の意義は想像する以上に大きく、そして重たい。障害を背負うということは、生きる前提条件が激変することである。この時に、患者本人の視点は、それが住み慣れた土地であろうと、まったく未知の世界に降り立つということなのである。


目覚めた瞬間に、突然見知らぬ土地に放り込まれたように、彼は自らの状況を恐る恐る確かめる。この時に専門職は、彼にとってまったく新しい世界でのはじめての住人として、彼に立ち逢う。この時の専門職の態度が、彼の第一印象となり、自らが降り立った世界を解釈する。


アセスメントの意義は重たい。それは現在の彼を把握するためだけではなく、彼の今後の人生の方向性に直結するからである。一度築かれた印象を、拭い去ることは容易くはない。


彼が退院した後も、彼の人生は続いていく。病院で形成された解釈は、彼の人生にいつまでも影響し続けていくのである。



H23年9月  筆者 旧@yuumatan