リハビリテーション新聞: 在宅復帰後に孤立しないために

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在宅復帰後に孤立しないために




介護の現場において、様々な領域が発達しながらも、最も重要なケアが置き去りにされている。それは人格という名のケアである。


例えば夫婦で暮らしているとして、妻は障害を背負っているゆえにデイケアで気晴らしができる。けれども健康的な夫は、妻を送り出した後は一人きりで孤独に過ごす。身体的には健康だけれども、生活が不健康ですね。夫も一緒に来て、介護について学びましょうと言うことです。


自分は老健に努めているので、在宅復帰というものがキーワードになるわけだが、在宅復帰することが、はたして利用者の生活的健康を保証するのかというと、どうも怪しいなと思えてきた。要介護者を熱心にリハビリして、身体的な自立を獲得して在宅に帰る。


けれども在宅に帰った途端に目標を失って、自宅で孤立していく人がいたとするならば、人間の社会性に基づいた自立支援が必要になる。上手くまだまとめきれてないのですが、デイを改革するにあたって、そこら辺を念頭に置いています。


老健としての独自性を突き詰めるほどに、福祉という基盤に還っていく


社会保障をはじめとする莫大な資源が、唯一の目的のために使用されている。その目的とはメッセージあり、自尊心を失い、絶望の淵に陥った人々に届けられる手紙である。それはつまり、それでもなお貴方には、存在する価値があると言うことである。



H23年12月  筆者 旧@yuumatan 


<編集後記>

別の記事から引用します。 「身体がよくなっても、病棟生活で活かす場面がないなら、病棟生活に役割をつくればいい。病棟生活がよくなっても自宅生活ができないなら、自宅生活に役割をつくればいい。自宅生活がよくなっても地域に貢献できないなら、地域に役割をつくればいい。」