リハビリテーション新聞: どうしようもないほど腐りきっている世の構図 ~住民に主権を~

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どうしようもないほど腐りきっている世の構図 ~住民に主権を~





2012年。私は、世を案じていました。どうしようもないほど腐りきっている世の構図に、対抗する方法論を、必至に探していました。 わたしの結論は、 「住民主体のまちづくり」 です。 


今日の ”縦割り行政” のもとでは、保育・介護・障害を融合するだけでも非常に困難です。もう一歩踏み込んで、教育・医療・農業・住まい・まちづくりなどをも含め、融合させることなど、気の遠くなる話しです。


100年あったとしても、融合は無理なのではないかと、嘆いた夜がありました。何度も失望しました。そんな夜に書いた日記を、最近、見返す機会がありました。攻撃的な正義感が痛々しかったです。しかし、嬉しく思いましたので、ここに転載したいとおもいます。



--- ここよりはじまり ---


「介護施設が老人を弱らせる。介護施設が社会保障費をむさぼる」 私が、問題提起をすると、 「お前はなにを言っているんだ?」 と言われます。しかし、そのような構図があるのです。この問題について、理解してもらいたいと思います。


皆さま。 “仕事” がどのようにして生まれるのか知っていますか。 仕事は、問題が生じた時に生まれます。 問題がないのに、仕事を依頼するひとは、いません。「問題があれば仕事が生まれる」  これが、本当の恐ろしいことなのです。


「鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス」徳川家康の働き方を、表現したものです。火消しの仕事は、火事がおこるまでありません


一方、豊臣秀吉の働き方を、「鳴かぬなら 鳴かせてみせよう ホトトギス」と表現します。つまり、火消しが、仕事をするために、火事をおこすのです。これを、世間では、マッチポンプと表現します。


豊臣秀吉は、みずからのマッチで火をつけて、みずからのポンプの水で、火を消すのです。さらに、これを、それぞれ別の代理人にさせるところが、巧妙です。マッチは建築家の親方に渡し、ポンプは利権を与えたい官僚に渡します。


すると、どのようなことが起こるのか想像してみましょう。マッチは勇敢な青年の手に渡ります。 「この遊楽が町を食い物にしている! 諸悪の根源だ!」 との正義感を抱き、遊楽に、火を放ちます。


ポンプのほうも、強い使命感をもった別の青年の手に渡ります。官僚の利権でズブズブの組織で、まちのヒーローを気取っています。 この2人、マッチの青年と、ポンプの青年には、罪の意識はありません。それどころか、世直しをするための正義感に燃えています。


この2人の青年を説得するために、第三者が言います。 「つまらない正義を振りかざすな! 豊臣秀吉に加担するな!お前はバカ者か!」 これは正論であり、正しい情報です。 しかし、2人の青年は言うでしょう。「俺のやっていることは正しい!」 そして喧嘩になります。誰も救われません。


豊臣秀吉は、喧嘩をする人をみて、さらなる代理人を送りみます。喧嘩を仲裁し、収拾させることで、利益を得ます。いかなる問題も、自らが、解決することで、利益を得るのです。


本当に賢いやり方です。豊臣秀吉は、”この構図の設計” に多くの時間を使います。その完成品は、ため息がでてしまう程、抜けがありません。この茶番に巻き込まれたくありませんが、回避は困難です。私たちの生活に溶け込んでいるからです。




利口な豊臣秀吉は・・・


火事をおこしながら、火災保険や消防設備をつくります。


シロアリを繁殖させながら、シロアリ駆除をします。


害虫を繁殖させながら、農薬をつくります。


無思考な奴隷をつくりながら、教師をします。


戦争を起こしながら、戦争抑止といって武器をつくります。


悪人を目立たせながら、正義の味方をします。


喧嘩の仲裁をしながら、喧嘩を促します。


病気を蔓延させながら、製薬会社を経営します。


災害を起こしながら、復興をします。


コミュニティを分断しながら、集いの場をつくります。


代替エネルギーを弾圧しながら、石油がないと不便になる文化をつくります。


他人の借金をつくりながら、通貨を発行します。



テレビや雑誌の所有者でもある豊臣秀吉は、情報操作により、問題をでっちあげ、世論をつくりだします。 問題にしたいことの解決に、意図的に多額の予算をつけ、みずからの息のかかった組織で、問題と向き合います。それを”社会保障の充実”や”インフラ整備”と表現します。



豊臣秀吉は、「子どものため」、「高齢者のため」、「障害者のため」、「地域住民のため」 「農業のため」などと、綺麗ごとをならべ、自らのマッチポンプに、多くの人々を”参画”させます。 多くの人々が、気がつかぬうちに、マッチポンプのプロセスにとりこまれ、悪の片棒をかついでしまうのです。



冒頭の私の問題提起。「介護施設が老人を弱らせる。介護施設が社会保障費をむさぼる」 ご理解頂けたでしょうか。


--- ここでおわり ---



さて、私たちは、いかにして ”豊臣秀吉のマッチポンププロセス” からはずれ、「私たちの、私たちによる、私たちのための生活と地域」 をつくっていけばいいのでしょうか。私たちの問題を、わたしたちが解決するには、どうすればいいでしょうか。 もしよかったら、考えてみてください。



平成27年2月21日
Masaki Kimura