リハビリテーション新聞: 目の前の心身機能を改善して 「これでなにかしらの生活がよくなるはずだ!」といった闇雲な介入がまずい

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目の前の心身機能を改善して 「これでなにかしらの生活がよくなるはずだ!」といった闇雲な介入がまずい



立秋から1か月。 涼しくなりましたね。



この夏、バーベキューやキャンプをする機会はあったでしょうか? 私は、ありました。 そこで、ひとの ”知恵” がにじみ出るエピソードが、ありました。



”知恵”のある人は、箱や木材で手際よくベンチ・イスを作り、森から集めてきた枯れ木で、ササッと着火をします。 木材をナイフで加工して、串・さい箸を作ります。 自宅からは、自家製ベーコンを持参しています。



この人は、片付けなど、何をするにも、輝いていました。 要領が良く、みんなと会話を楽しみながら、やるべきことを定めています。 「適切な行動をとっているなぁ」 と関心しました。



一方、対称的なひともいます。 とても要領が悪いのです。私の経験上、 ”あたまがいい” ひとであることが多いです。 



火おこしをしていると、 誰も聞いていないのに ”酸素”、”熱伝導” を力説します。 しかし、口だけでは、火はおきません。 「能書き垂れるなら、その情報を目の前の状況に応用してみろ!」 と感じます。



職場でも一緒です。知恵が輝き「適切な行動」をとっているひとと、 「口だけ」のアタマデッカチさんがいます。  



アナタはどちらでしょうか? 前者でありたいのですが、「私って要領がいい?」 なんて聞くものなら、痛いこちゃんです。 社交辞令の返答も、多いことでしょう。



そこで、おすすめのテストを紹介します。 「最適化問題」 というものです。


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<最適化問題 >

 ・自動販売機コーナー(2台×3列、100種の飲み物)があります。
 ・Yes・Noの返事しかできないAさんが飲み物をほしがっています。

 ◎ Aさんに様々な質問をして、ほしい飲み物をあててください。 ただし、質問数は最小で抑えてください。








<考えられる解き方>

 ① 1つずつ聞いてYesを待つ。
 ② 最初の質問で、2台の自動販売機のうち1台を除外する。その後も、効率的に除外できる質問をする。





<解説>

 ① 不正解。最適化できていません。 問題の解き方として ① を選択してししまった場合、解がでるまでに長時間を要します。

 ② 正解。最適化できています。 

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もう少し解説をしますと、①がWindousで、②がMacです。 その違いは・・・


<YouTubeを見るプロセス>
 ①Windous  Internet Explorerをクリック。YouTubeにアクセス。(画面上には多くの不要な情報)
 ②Mac YouTubeのアプリを1クリック。


<あたらしいアプリを使うまでのプロセス>
 ①Windous 不特定のサイトからアプリをダウンロード。ウィルスチェック。インストールボタンをクリック。インストール中に何度もYes/No、チェックボックスをクリック。 再起動・・・。
 ②Mac 公式ストアからダウンロードするだけで自動的にインストール



他の多くのプロセスについても、同様の差を認めます。Windousは、高機能なマシンでも、プロセスが考えられていません。 良いメモリ・CPUをつんで処理速度が速くても、求める結果が得られるまでに時間・手間がかかっています。 最適化されていないのです




アタマガイイヒトやWindousにように ”機能” が優れていることは、素晴らしいことです。 ただし、それをうまく活用できなければ、せっかくの ”機能” が台無しなのです






さて、ここまでは、長い前置きです。



何がいいたいのかといいますと。



心身機能が優れていることは、素晴らしいことです。 ただし、それを活用する場面(生活) がなければ、"機能"が台無しなのです。



これは、機能への介入を否定しているのではありません。  「生活を改善する」 そのために、様々な手段があります。手段として、心身機能の改善を選択することは多いです。 



しかし、このプロセスを逆転させてしまっては、残念なことになります。  目の前の心身機能を改善して、 「これでなにかしらの生活がよくなるはずだ!」 といった闇雲な介入がまずいのです。




生活の改善につながるリハビリテーションしていますか?



もしよかったら、考えてみてください。



平成27年9月12日
筆者 Masaki Kimura