リハビリテーション新聞: 目の前にいるのは患者であり、関節や筋肉ではない。こんなあたりまえのことが、新人の頃の私には理解できていなかった。

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目の前にいるのは患者であり、関節や筋肉ではない。こんなあたりまえのことが、新人の頃の私には理解できていなかった。













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理学療法士・作業療法士・その他リハビリテーション業界の皆さま。
学生さん・新人さんの、”ハウツーの呪縛” は、非常に解かれにくいですね。


私の体験談 を言わせてもらいます。
新人の頃、歩行分析の勉強会で、目から鱗の、とても満足した勉強会がありました。


それから、しばらくの間、外来の患者さんにとても残念なリハビリテーションを提供したのです。


患者さんの社会背景を知らないまま、疼痛部位の確認と、歩行観察のみで、目標を 正常歩行 するほど、独りよがりな介入をしていました。


目の前の患者さんが、「膝が痛い」 と言っていても、 「立ち上がりにくい」 と言っていても、 目標は 正常歩行 です。



これ、とっても痛いですね



しかしです。
とても、あるある話 なのです。
学生さん・新人さんの、”ハウツーの呪縛” は、非常に解かれにくいのです。


目の前にいるのは、筋肉や関節・人体ではありません。
生活を営む、人間です。
冗談抜きに、こんな当たり前のことがわからない のです。



新人セラピストのみなさん。
生活が見れるようになったら、素敵 ですよ。


別の表現をしますと
 ・ICFでいうと機能/形態ではなく、活動/活動制限の問題に着眼すべき
 ・回復期以降の医療リハビリテーションは少なめに



もしよかったら、深く考えてみてください。


平成27年12月26日
筆者 Masaki Kimura