リハビリテーション新聞: あなたのリハビリテーションは消費かそれとも生産か

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あなたのリハビリテーションは消費かそれとも生産か


画像引用 https://pixabay.com/

こんばんは。平成29年9月5日火曜日。 さて、最近、私の職場には、多くの見学者がやってきます。 社会福祉協議会、大学教員、大学生、初任者研修生、職業訓練所などです。


私の経験上、見学というものは、短時間に、結構、見透かされます。その職場の文化が、いたるところに形となっていたり、人の態度になっているのです。


あなたも、見学を通して、「ここは良い」、「ここはダメ」と感じたことはありませんか?私は、大体、「ここはダメ」だと思ってしまうのです。。。批判的にものを見るせいでしょう。



ある法人を見学させてもらったときに、”クソ”だとおもってしまった話があります。





リハビリテーションをただただ、”消費”していた



見学をした
法人の病院・特養のリハビリテーション室では、それなりに、リハビリテーションがまわっているように見えます。ただ、よくよくみてみると、患者・利用者が、なんとなくリハビリテーションをうけているのがすぐにわかります。


施設を全体的に見渡しても、自主的な日中活動をしている患者・利用者はいません。患者・利用者は、リハビリテーションにより自分の生活を向上させる意思を感じませんでした。リハビリテーションをただただ、”消費”しているのです



補足をしますと、患者・利用者は、リハビリテーションに対して、あまりにも受け身であり、そこからなにかを”生産”する態度がありません。これは、患者・利用者の態度というより、むしろセラピストの態度です。





セラピストの態度



セラピストは、リハビリテーション前後に、なんの案内もしていません。患者・利用者はベルトコンベアの上にのっているかのように、列になり、自分の順番がまわってきたら、どうでもいいような会話をして、プラットホームに横になります。



20分後、セラピストが「今日はこのへんにしておきましょう」というと、患者・利用者は「ありがとうございました」と帰っていきました。
だから”クソ”だと思ったのです。


私は、見学をしながら、心の中で呟きました。 「え!? それだけ? 目標の確認や、自主メニューの効果判定もない。前後での効果判定指標の評価もない。生活に関する質問は1つもないのか。クソだな!」




リハビリテーションは、もっと主体的・生産的・課題解決志向



私の知っているリハビリテーションは、もっと主体的で、生産的であり、課題解決志向の強いものです。 
短時間でも”クソ”なことがわかるのですから、いつも一緒に働いている、同業者や他職種からみて、それは、一目瞭然でしょう。


この話は、「パソコンやスマートフォンで何をするか」ということに似ています。消費ばかりなら、何も残りません。生産することで、作品が残るのです。パソコンやスマートフォンは、暇つぶしの道具にもなれば、クリエイティブな道具にもなります



リハビリテーションも同様に、消費で終わることもできれば、作品を残すこともできます。あなたのリハビリテーションはどちらでしょうか。




平成29年9月5日
筆者 Masaki Kimura