リハビリテーション新聞: 厚労省の役人様「なんちゃってリハビリ」「アンパンマンデイ」 と名言

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厚労省の役人様「なんちゃってリハビリ」「アンパンマンデイ」 と名言


画像引用 https://pixabay.com/


こんにちは。平成29年10月25日(水)です。 選挙・来年度の保険改正などで厚生労働省の動きが、気になっている所です。 さて、過去に、厚生労働省のお役人様が、リハビリテーション業界に ”喝” をいれるような「名言」を生み出してくれたことを、ご存知でしょうか。 私は「名言」にはすごい力があると信じています。今日は2つ紹介します。



1つ目「なんちゃってリハビリ」



2つ目「アンパンマンデイ」




それでは、解説します。



「なんちゃってリハビリ」



まず、1つ目の「なんちゃってリハビリ」です。 これは、簡単にいうと、「歩行訓練」ではなく「お散歩」、「機能訓練」ではなく「もみもみ」をしていることを問題視したことでうまれた名言です。




経緯を紹介します。

「なんちゃってリハビリ」の横行! 公益社団法人 日本理学療法士協会 会長 半田 一登
 2か月ほど前,厚生労働省の診療報酬担当者と意見交換をする場がありました。平成26年度 診療報酬改定に関する話題が中心でしたが,突然に「なんちゃってリハビリ」という言葉が飛 び出してきました。そして,その数か月前にも厚生労働省の中でその言葉を別の方から聴いて いました。この言葉の裏側には,リハビリテーション医療に対する不信感が強くあることを, よくよく理解する必要があります。 ( JPTA NEWSより)



まぁ、おっしゃる通りですよ。もう少しだけ、具体的なことをあげると、次の3つはなんちゃってリハビリテーションです。

1 ICFを用いず生活の改善につながらない漫然としたリハビリテーション

2 効果判定指標を準備しないままのリハビリテーション

3 問題の再現や仮説検証のないリハビリテーション


なんちゃってリハビリテーション、していませんか? 役人さんが皮肉っていますよ。




アンパンマンデイ


さて次に、「アンパンマンデイ」です。 障害児が放課後に通うデイサービスでの出来事です。本来、障害児の療育を目的に、様々なコンテンツを提供して、障害児の可能性を伸ばし、引き出していく場なのですが、ただ、テレビでアンパンマンをみせるだけになっているというのです。テレビを見せるだけの質の低いデイサービスを「アンパンマンデイ」と呼びます。


私が、厚生労働省の方が講師をしている研修会に参加した時、お役人様がはっきりと言いました。「いわゆるアンパンマンデイに、厳しい改正をします」と。私は、目からうろこでした。すばらしい名言です。このことについて、日本経済新聞の記事にもなっていましたので引用します。

 障害のある子供を放課後や休日に預かる「放課後等デイサービス」について、厚生労働省は6日、事業所の開設要件を厳しくすることを決めた。誰でも職員になれる現状を見直し、専門知識を持つ「児童指導員」や保育士らに限定する。事業所の急増に伴い、テレビを見せるだけなど質の低い事業所が増えていることに対応する。(2017.1.6 日本経済新聞より)



いや~、さすが、厚生労働省のお役人さんは、アタマがいい! こんな名言、なかなかでてきません。簡にして要を得ています。状況を的確に表現しています。



機能訓練オタクによるリハ?


さて、私も、表現したい状況があるのですが、名前はまだありません。


これです。







ん~。どう表現しましょう。


ひとりよがりリハ?

早合点リハ?

機能訓練オタクによるリハ?

それとも、なんちゃってリハ? ん~これは、1つ目に紹介した名言とちょっと意味が違います。


あ~だめです。やっぱり役人様のように「名言」は出てきません。



さて、そこで思うのです。「悪い状況を的確かつ、シンプルに表現できる言葉があれば、その状況は改善するのではないか」 と。



私は「名言」にはすごい力があると信じています。 もしよろしければ、「名言」を生み出し、皮肉で煽り、状況を改善してください。



今日はこのあたりで、失礼します。


平成29年10月25日
筆者 Masaki Kimura