リハビリテーション新聞: IKEA効果をリハビリテーションに応用しよう

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IKEA効果をリハビリテーションに応用しよう


画像引用 https://pixabay.com/


こんにちは。平成29年10月22日(日)。 昨日、我が家の粗大ごみを出しました。思い切って、かなりの量を捨てたのですが、その中で、思い出に浸ったものは、娘と一緒につくった木のお家です。りかちゃん人形のお家やクローゼットを自作したもので、私が、木材を切り、娘がピンクの塗料を塗ったものです。 


なんだか、懐かしく、心地よい気持ちになりました。 おもちゃを一生懸命につくる娘の姿や、その後、そのおもちゃで遊んでいる娘の姿が、思い出されました。 生きていて良かったと思いえる瞬間のひとつです。


自分で手間暇かけて作ったものは、愛着がわくものです。



この感覚。


実は、名前があるようなのです。



IKEA(イケア)効果」 と呼ぶらしいです。



「IKEA(イケア)効果」とは


世界的に有名な、IKEAの家具は、組み立てが面倒なのですが、その後、大切に使うひとが多いようなのです。 このことについて、ハーバード大学の経済学者の先生が、「手間をかけることで愛着が強まるという心理がある」ことを実証しました。そして、「IKEA(イケア)効果」として提唱したのです。



確かに、そのような心理は、何度も経験しました。




「IKEA(イケア)効果」に納得



私は、自分で家具を作るのが好きです。棚やイス、ベンチ、机、壁掛け鏡など自作したのですが、どれも愛着があり、モノが少ないリビングの主役になっています。 また、知人の結婚祝いに、自作のイスをプレゼントすることが多いのですが、毎回、大切なものをプレゼントした気分になります。


さらに、自分でつくった野菜や、自作した盆栽、自作した盆栽鉢、自分で企画したイベントなど、あげればきりがありません。自作したものはどれも、特別なもので、とても愛着があります。これらが、「IKEA(イケア)効果」と言われれば、納得できます。



IKEA効果はリハビリテーションにもってこい



さて、ここまでは前置きです。


ハーバード大学の経済学者の先生が提唱している、「IKEA(イケア)効果」。



手間をかけることで愛着が強まるという心理があるというのなら、リハビリテーションにもってこいです。IKEA効果をリハビリテーションに応用してみましょう。


たとえばどのような具体例があるでしょうか。


・リハビリテーション実施計画書を利用者/患者につくってもらう。
・利用者/患者の自主トレーニングは、利用者/患者に考えてもらう。つまり、自分の生活になじむ適切な負荷を試行錯誤して、探ってもらう。
・利用者/患者が痛みや活動制限を訴えても、あえて解決しない。示唆のみ与える。


・・・。

あ~。いくらでもありますね。
具体例をあげたつもりなのですが、なんだか抽象的な表現になってしまいますし、もう、めんどくさくなってきました。



ツイートを引用して終わります。




おわりに


もしよかったら、手間をかけて、IKEA効果をリハビリテーションに応用してみてください。ノウハウができあがるまでは、手間がかかることでしょうが、愛着のある、一生モノのノウハウになるのではないでしょうか。


平成29年10月22日
筆者 Masaki Kimura